移住者の声~人十色(ひといろ)
こだわり米粉パンとカフェを経営する山田さん

千葉からご家族で移住された山田紀子さん。
山田さんのご主人が小野町出身であり、お父様のお住まいもこちらにあることから、小野町に住居を新築して移住。
千葉ではパン教室の先生をされていた山田さん。
長年「カフェをやってみたい!」という想いが叶い、カフェ兼パン屋さんを小野町で開業。
米粉にこだわったパン作りをされています。
ご自身も長年悩まれていた「体質的に小麦が合わない…」こともあり、同じ悩みを持っている方のためにも美味しい米粉のパンを作りたいと研究を重ねる日々。もっちりとした滑らかな食感、さっぱりとした後味、バリエーション溢れる米粉パンは地元のみならず、県内に着々とファンを増やしています。
地元の食材を積極的に取り入れ、その季節に一番美味しい食材を使ってくれるのも嬉しいポイント。身体にやさしい味わいと、山田さんのほんわかしたお喋りに心安らぐカフェ。「皆さん、お茶しにきてね~ゆっくりしていってね~」といつもニコニコの山田さんのカフェには、癒しとくつろぎの空間があります。


JR磐越東線と故郷を想いUターンした渡邊さん
茨城県に住んでいた渡邊伸二さん。
小野町で生まれ育ち、茨城で会社勤めをされていましたが、子どものころから汽車が好きで集め続けていた磐越東線のコレクションを「常磐線沿線で持っていてもしょうがないな、これは持ち帰るべき」と思い切って早期退職。
さらには、小野町にUターンすると直ぐに磐越東線と鉄道関係の品々を展示するテーマ館「東方文化堂」をオープン。ここには鉄道の資料を誰でも読める図書館も併設されています。皆さまに楽しんでもらえるようにと入場料無料。貴重な資料と季節ごとに変わるテーマに沿った展示を楽しめます。
磐越東線から見えてくる今昔の移り変わりを実にさらりと、しかし愛情深く伝えてくれる渡邊さん。その魅力に惹きつけられ、ここで知り合った人たちが様々な関連した品を持ってきてくれるそう。新しい発見にウキウキしている渡邊さんの姿は、こちらの心までも明るくしてくれます。鉄道のみならず小野町の風土・文化が昔から今へと途切れなく続いてきたことそのものへの敬意と愛を感じずにはいられません。



